ロゴの作り方、このブログを例に作成手順を紹介

20120808
普段の生活の中で、ふとあたりを見渡せば、企業や商品などに関する様々なロゴが視界に入ってきます。今回は、そんなロゴのデザインについて、このブログを例にとって、ロゴの制作過程をすべてお見せしたいと思います。と、その前にお話しておくことがあります。それは、僕自身がイラストレーターでもデザイナーでもなく、そういった業界に身を置いたこともないただのサラリーマンであること。なので、一般的な制作過程とは違うかもしれませんが、そのあたりはご容赦ください。

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ロゴ作成の前にあるもの

まず、このブログの名前の由来からお話しします。通常、ブログやウェブサイトを作るうえで、ドメイン名やブログ・サイト名を決めるときには、目的のキーワードにちなんだものにしますよね。でも、僕の場合は、ブログの目的である「イラストと写真の発信」とは関係なく、「自分にとって意味のある名称」を求めていました。

プロフィールのページにも書いてありますが、僕には子どもが4人います。なので、その4人の子ども達がこれから先も健やかに育ちますようにという願いを込め、「鶴は千年、亀は万年」という言葉をヒントに、4人を亀に例え、”四亀”から”ヨンカメ”に決定したという次第です。ドメイン取得の際、英語でも日本語でも意味が無く、「自分にとって意味のあるドメイン」はとても取得しやすいですよ。もちろん、サイトの趣旨に合ったキーワードで検索されにくいという点は否めませんが、そのあたりは各記事のタイトルや文章でカバーしていこうかと考えています。

イメージ・思いつきで描く

さて、4匹のカメさん(4人の子ども達)を、ブログ名にすることが決まったあと、いよいよカメをモチーフにしたカッコイイ、またはかわいらしいロゴができないかと考えはじめました。後でシンボル化すればよい話なので、まずはストレートにカメを描くなど、思いつくままにラフスケッチを描きました。


何点か描いていくうちに、4匹のカメが重なっているデザインにたどり着きました。

少し話がそれますが、僕のブログの場合は、ドメインと名称、さらにロゴまで、一貫して同じ意味が込められていますが、身の回りにあるロゴすべてに意味があるわけでは無いと思います。例えば、ある商品の性能や特徴からロゴが決まったり、ロゴデザインありきで後付けで名称や意味が付加されることだってあるはずです。つまり、誰もが素晴らしいと共感するロゴでなくても、そのロゴを使う側に納得できる意味があれば良いのだと考えられます。

よりシンプルにまとめる

シンプルにして、無駄なものを無くすデザインのことを、デザイナーの方たちはミニマルデザインと呼ぶらしいです。そんな呼び方はどうでもよいですが、言わんとすることは理解できます。

僕のブログのロゴは4匹のカメが重なったデザインに決まりましたが、より安定感のあるデザインにするため、ロゴの作成は四角形をベースに考えました。そして、できたのが次の形です。今回、ロゴの作成に使用したソフトは、数年前に購入したPhotoshop Elements8です。

下の画像で4匹のカメが重なっているように見えるでしょうか?


およそイメージ通りにできましたが、これで完成ではありません。なぜなら、このデザインには不要な線が含まれているからです。それは、上図の右側にある赤線部分です。安定感のある形を求め、四角形から4匹のカメの形をくり抜いた結果できてしまった「意味のない図形の辺」です。


そこで、今度は逆に着色部分の色を無くし、色が無かったところを塗りつぶしてみました。結果、四角い枠に収まっている時よりも、見た目の安定感は失われましたが、「そもそも不要である要素」は完全に取り除くことができました。これで、このブログにおける「ロゴの形」は決定です。

今回は、「見た目の安定感」よりも「不要な要素の排除」に重点を置きましたが、このあたりの考え方については、意見が分かれるところだと思います。

ロゴの色を決める

ロゴの色は、水色とオレンジの2色が自分の中でイメージとしてありましのたで、一度両方を作ってみました。
水色とオレンジ色でロゴを作成し、さらに半透明の白でそれぞれグラデーションをかけてみました。どちらの色でも、ブログの基調となる薄いグレーとは相性が良さそうでしたが、実際にロゴとして配置してみたところ、現時点での配色では水色のベタ塗りのロゴが自分好みだったので、一番左のものを採用することにしました。

将来、ブログのデザインや配色変更をしたときには、ロゴの色を再度検討したいと思います。

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